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風立ちぬ

風立ちぬ

今までのスタジオジブリに無いスタンスの作品だったので気になって観て来た。
宮崎駿は、特に子供を中心に若い人達を意識したファンタジックロマン作品しか映画化しないと思っていたので、この「風立ちぬ」は少々驚きである。
風立ちぬ
“ゼロ戦”産みの親 堀越二郎氏 の実話に基づく物語に宮崎駿が脚色した作品で、実在した人物を扱うこと自体宮崎にとって初めての事である。また、この映画 飛行機のプロペラ音など様々な効果音が人間の肉声で作られている、と言うのも驚きであった。

菜穂子と二郎の清純な愛の形を描いた物語で、どちらかと言えば大人に向けた話である。
風立ちぬ
今までに宮崎駿の作品で涙を流したことは無かったが、この映画では2度ほど涙腺が緩んだ。
まさかアニメ映画で涙を流すとは考えても見なかった。宮崎駿にしてやられた!



物語とは別に興味深く観ることが出来る点があった。
大正から昭和に掛けて実際に大空を飛んだ様々な飛行機。アニメでは大袈裟に描かれてはいたが、カプロニCa-48、Ca-60、Ca-90、ユンカースG-38。少年時代に夢中になってプラモデルを作っていた飛行機ばかりである。

風立ちぬ
風立ちぬ

特にユンカースG-38は機内が克明に描写されていたので感動した。
風立ちぬ
風立ちぬ

飛行機好きの宮崎駿の面目躍如と言ったところである。

ジブリのアニメ映画。私の中では「となりのトトロ」「耳をすませば」と並び、この「風立ちぬ」がベスト3である。

「風立ちぬ」お勧め出来る映画だ。

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