大文字焼き
坂田さんが毎月、その季節の風物詩を素敵な切り紙絵にして届けて下さる。
それを拝見するのが楽しみで・・・。
今月はこの2作品。
古都の夏の風物詩と言えばこれ、8月16日の送り火(大文字焼)。
坂田さんがこの作品を持ってきて下さった時、ふと懐かしく思い出してしまった。
大文字焼きの日、今出川通の鴨川付近は人・人・人で溢れて身動きすら容易に出来ない。
人の流れに身を任せながら東山・銀閣寺の上に燃え立つ大文字を見上げていたことを・・・。
私たち家族は京都とは関わりが深い。
紅茶の師が京都にお住まいで、よく訪ねた。師は私の人生のお手本であり目標である。
勉強のために訪ねた同業者や店の友人もたくさん出来た。
娘たち二人とも京都の大学に行った。私たちも京都へは数え切れないほど通った。
娘たちが卒業しそれぞれが独立した今、京都も随分ご無沙汰してしまっている。
また久し振りに、京都に師や友人を訪ねてみようか。