川端康成
今日4月16日はノーベル賞作家川端康成の命日である。
1972年の4月16日川端康成は自ら命をたった、とされているが遺書が見つかっていない。
事故死だったと唱える人もいるが事実は闇の中!真相は定かでは無い。
現在静岡市美術館で開催中の「巨匠の眼 川端康成と東山魁夷」に行って来た。
目的は東山魁夷の絵画鑑賞であったが、川端の収集美術品も充分堪能することができた。
美術品収集家としての川端康成の芸術(美術)に対する造詣の深さに驚いた。
芸術品の優れた作品を見極める選択眼の鋭さに驚いた。
収集品ジャンルの幅広さ質の高さ点数の多さに驚いた。
まだ全く無名だった若き日の草間彌生の絵画が収集作品の中に入っていた。
ロダンの彫刻、梅原龍三郎の絵画、鎌倉時代創作の聖徳太子像、柿右衛門の茶器、与謝蕪村の図・・・、国宝級、或いは国宝の美術品を数多く所有していたのである。
【国宝 与謝蕪村“宜秋”】
勿論東山魁夷の絵画鑑賞も充分堪能できたので二重の喜び!濃い美術展であった。
午前に訪ねた静岡県立美術館の佐伯祐三展も内容が実に濃かった。
この日一日美術展漬け!で、私の脳の情報処理能力は過飽和状態に達して夜は殆ど思考力を失っていた。
でも、芸術の尊さ・深さ・偉大さに何とも心地良い疲労感に浸っていた。