大正庵釜春

Sceneken

2021年07月14日 23:07


【大正庵釜春本店(岡崎市)】


岡崎市美術博物館に通うようになってから岡崎の街へは頻繁に出掛けるようになった。

したがってランチを岡崎市内でいただくことも多くなった。
グルメ情報の辞書、名古屋在住の友人から教えてもらった店が"大正庵釜春"だ。
胃がもたれて重い時に胃に優しいランチを求めてここをよく利用している。




この店は"手打ち釜揚げうどん"発祥の地である。
大正庵釜春の創業は明治中期であるが、岡崎におけるうどんの歴史はそこから250年遡る。

健康に気遣っていた徳川家康が侍医の片山宗哲に命じて胃にやさしく健康的なうどんを作らせた。
それが“岡崎うどん”の元祖だそうだ。
その特徴は、生姜汁を多く加えて麺がかたまらないように柔らかく仕上げたものであった。
岡崎うどんを今に受け継いでいるのが大正庵釜春のうどんである。



ここの手打ちうどんをいただいて驚くのは、兎も角うどん一本一本が長い!
慣れていないと食べるのが大変である。
メニューの中に長いうどんの食べ方が記してあるほどである。



讃岐系のしっかりと腰があるうどんを求める人には物足りないかも知れないが、
私たちにとって柔らかで胃にやさしく美味しいうどんであることは記しておく。

大正庵釜春は市内中心に店舗展開しているが・・・、
行かれる時は中岡崎町の本店をお勧めする。