静岡で美術展三昧
今日は終日静岡市内で過ごしてきました。
目的は、食事がてら静岡県立美術館と静岡市美術館で美術展を訪ねること。
【静岡県立美術館】
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『カナレットとヴェネツィアの輝き』を開催中。 (開催期間は9月29日まで)
カナレットが得意としたヴェドゥータ作品を存分に観ることができます。
ヴェドゥータ(景観画)とは、
透視図法を用い、主に都市の景観を精密に描いた絵画でカナレットが得意とした技法。
名所旧跡を正確に描き出したヴェドゥータは、旅の記念品として、グランド・ツアーでやってきた英国人貴族をはじめとする外国人旅行者に人気を博し、カナレットが中心になってヴェネツィアやローマで18世紀に発展した。
”ヴェドゥータ”作品に興味ある方、ヴェネツィアに行かれたことがある方は必見です。
県美の1階にある県民ギャラリーで、Sceneがお世話になっている木版画家の永田さんが出展している版画展が開催されているので、そちらも観てきました。
【永田さんの県知事賞作品(左)と、鈴木さんの迫力ある作品「トーテンポール」】
昨年静岡県知事賞を受賞した永田さんの作品はピカイチです。
同じく、Sceneをよく利用してくださる木版画家鈴木さんの木版画作品も拝見しました。
何れも素敵で輝いていました。
【静岡市美術館】
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『西洋絵画の400年』を開催中。 (開催期間は9月23日まで)
イタリア・ルネッサンスからベル・エポックまで西洋絵画400年の変遷がよく分かる美術展でした。
ベル・エポックとは、
「美しき時代」の意で、19世紀末から第一次世界大戦勃発にいたるまで、パリをはじめとする近代都市空間で文化と経済の繁栄が謳歌された時期を指すが、厳密な時代名称とはいえない。 印象派、後期印象派、象徴主義、アール・ヌーヴォー、キュビスム、フォーヴィズムなど数々の新しい芸術運動、芸術思潮がこの世紀転換期に展開された。
モネ、ルノワール、モディリアーニ、ユトリロ、ゴッホ、ゴーギャン、シャガール、ミロ、キリコ、マグリット、ピサロ、シスレー、キスリング、マリー・ローランサン・・・、
ベル・エポックの作品を中心に展示された最後の部屋が、僕は興味深く観ることができました。
展示作品点数が多く見応えあります。
ヨーロッパ絵画400年の歴史、その変遷がよく分かります。
期間中に是非静岡市美術館にお出掛け下さい。
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