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小宇宙の精華 インド宮廷絵画


ここ数日急激に気温が下がり秋らしい気配が感じられるようになりましたね。
さて、秋本番を迎えていよいよ“芸術の秋”到来です。
近隣の美術館から秋季催事が次々と届いていますので順番にご案内して参ります。

先ずは岡崎市美術博物館の催事ご案内です。
今週土曜(26日)から開催されます表題の『小宇宙の精華 インド宮廷絵画』。

小宇宙の精華 インド宮廷絵画

どうでしょう、インド絵画芸術って日本人には馴染みが薄いのではないですか。
お恥ずかしながら私にはインド絵画の知識が殆どありません。
なので私からの紹介コメントは控えさせて頂きます。

一点だけ、資料の中に興味深い話題を見付けたので記しておきます。

『現代では絵の具の色は如何なる色でも科学的に容易に作り出すことができます。
しかし昔は求める色を簡単に入手することは出来ません。
鉱物や植物など自然界から加工して顔料を作り出すことになります。
中でも自然界の黄色は変色・退色し易く良質の黄色を入手するのが大変でした。
17〜8世紀当時世界で最も良質な黄色がインドにありました。
インドと言えばカレー、カレーと言えばターメリック!
ターメリックも鮮やかな黄色を現しますが・・・、
インドでは非常に特殊な方法で黄色を作り出していました。
元気の良い雌牛に春の若いマンゴーの葉だけを1ヶ月間食べさせます。
その雌牛から排出された尿を炭火で煮詰め、天日で乾かして作りました。
マンゴーの若葉の染料が雌牛の腹の中で媒染されできた産物です。
全く退色することがない良質な黄色として当時は大変貴重で高価でした。
レンブラントなどがこの顔料を好んで使用していたそうです。』

小宇宙の精華 インド宮廷絵画
【レンブラント 自画像】

インド宮廷絵画展
興味を持たれた方は是非岡崎市美術博物館にお出掛け下さい。



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