岩合さんの写真展を観て

Sceneken

2021年04月08日 21:59




昨日"岩合光昭写真展"を訪ねて岡崎市美術博物館に行って来ましたので報告させて頂きます。
当写真展は昨年6月開催予定でしたがコロナ禍のため中止になり、10ヶ月後の今月開催されることになりました。


まず第一印象は!
岩合さんのお人柄でしょう、何れの作品にも写真家の動物たちへ注がれる愛が溢れていました。
写真展テーマの副題の一つが"どうぶつ家族"です。
親子の生きるための厳しい愛、兄弟姉妹の優しく逞しい愛、仲間の団結力と絆の愛。
美しくも厳しい大自然に立ち向い共存する動物たちの生命力が岩合さんの写真の中に表現されています。




そして、岩合さんの行動力と行動範囲の広さに驚かされました。
アフリカのサバンナから北極の氷上・南極大陸、大草原・ジャングルから海中まで、地球上で岩合さんが足を踏み入れてない所が無いのではないかと思わせるほど動物撮影のために全世界を網羅して歩いています。



岩合さんの写真展示方法で特筆すべきことが二点あります。
まず一つは展示写真のサイズが大きいことです。
全紙(457×560mm)・全倍は小さい方で、大判はA0・B0から大型ポスターサイズまでプリントされているので大変迫力があり現地にいるような臨場感すら覚えます。

二つ目は、驚くことに美術館の屋外(美術館周辺の公園)にまで66点ほどの大判写真が展示されています。
並木沿いの木陰に、林や樹々の脇に、池の水辺に写真が展示されているので動物たちが益々生き生きして見え、今までに味わったことのない感覚を覚えました。




写真展の屋外展示は今回が日本初の試みだそうです。
昨日は好天に恵まれて屋外展示には最高の条件でした。




GWを挟んで5月16日まで展示開催されています。
岩合さんファン、動物好きの方は是非この機会にお出掛けください。

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