Green Derby Panel

Sceneken

2021年04月18日 22:16


  【Royal Crown Derby "Green Derby Panel"】


Sceneのカップコレクションの中には話題性の高いカップもいくつかあります。
それらの中から興味深いカップを紹介してみたいと思います。


今回は表題の『Green Derby Panel(グリーン・ダービー・パネル)』を取り上げてみます。

ロイヤルドルトン、ロイヤルアルバートなど英国の陶磁器メーカーに"ロイヤル"の称号を冠るブランドがいくつかあります。
これは日本で言う皇室御用達に当たるもので、英王室がその優秀さを認めたメーカーに与えられる称号です。
"ロイヤルクラウンダービー"もその一つです。

Royal Crown Derby(ロイヤルクラウンダービー)について
英国で唯一、ふたつの称号を冠する陶磁器ブランド「ロイヤルクラウンダービー」は1750年にイングランド中部ダービー州で創業の、英国で最も歴史ある陶磁器ブランドの一つです。
1775年に国王ジョージ三世よりクラウンの栄誉を、そして1890年にはビクトリア女王よりロイヤルの名を賜りました。
その確かな技術力、高品質、美しいデザインは、イギリスで格調高いライフスタイルの象徴とされています。
また同社は純粋にメイド・イン・イングランドを守り続ける貴重なブランド。
デザイン、モデリング、転写紙の製作、ハンドペイントに至るまで、全ての工程を英国・ダービー州の自社内で行っています。


Sceneにもロイヤルクラウンダービーのカップ&ソーサーが数点あります。
そのうちの一つが、"グリーン・ダービー・パネル"。

【グリーン・ダービー・パネル】

特徴のグリーンと豪華なゴールドの色合いが気品ある雰囲気をかもし出します。
英国王室エリザベス2世の長女アン王女の結婚式の際に献上されたことで一躍有名になった作品で、その後故ダイアナ妃もこのカップ&ソーサーを使われています。
陶磁器の金彩に使われるゴールドは18金が多いのですが、このグリーン・ダービー・パネルには24金が使用されてるのも特徴です。

このカップを選ばれるのは、心なしか穏やかでエレガントなご婦人が多い気がします。
爽やかな季節、このカップでアフタヌーンティーを愛でては如何でしょうか。



この写真のグリーン・ダービー・パネルの後方にあるカップ&ソーサーは、同じロイヤルクラウンダービーの秀作"オールドイマリ"です。
ロイヤルクラウンダービーの専属デザイナーが、憧れの日本の古伊万里をイメージしてデザインされたものです。



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