宇宙への誘い

Sceneken

2023年12月05日 21:50


【逆光に浮かび上がる土星】

今日は岡崎で興奮して来ました。

岡崎市美術博物館に写真展「138億光年 宇宙の旅」を訪ねて来ました。



今日の天気は、空気は湿気を帯びて重く空は低く分厚い雲に覆われて気分も沈みがち❕
でも、美術館の中に入ると目がカッと開きスッゲー興奮しました。
宇宙が画像的にここまで明確に写し出され解明されて来ていたことに驚きました。
衛星(月)、惑星(地球)、太陽系惑星(水星〜冥王星)、恒星(太陽)、星雲・星団、銀河系、大宇宙・・・、
宇宙を構成する天体がそれぞれがこれほどクリアな画像で細部に渡って観られていることに驚愕し感動しました。
僕が天体(宇宙)に興味を持ちはじめた時代とは比較にならない隔世の感があります。

館内は全て写真撮影が許されているので撮りまくって来ました。
一部をアップしますのでご覧ください。

まず冒頭の画像は、CGで描いたような"土星"ですが・・・、
土星探査衛星”カッシーニ”が太陽の反対側に来た時逆光に浮かびあがる土星を捉えた画像です。

【太陽のフレア現象とプロミネンス】



【太陽の前を横切る”金星”】


【火星探査機キュリオシティが火星の地上から捉えた火星の荒野】


【土星の前を横切る衛星”タイタン”】


【オリオン座の馬頭星雲】

この画像は、僕には衝撃でした。
馬頭星雲は本来”暗黒星雲”で画像にするのが困難と思っていました。
これほどハッキリ写し込めるとは思いませんでした。

 ↑ 僕が知る馬頭星雲はこれです。

【天体写真家が憧れる、こと座のリング星雲M57】


これらはほんの一部で、驚愕の天体写真が所狭しと展示されています。


僕にとってこの催事は、今年の美術展の中で最高の展覧会だと感じています。
宇宙(天文学)に興味ある方、天体観測されている方は必見です。
催事は年明けて1月8日まで開催されています。
冬休みを利用して是非岡崎市美術博物館へお出掛けください。



美術博物館がある岡崎公園の紅葉、少しだけ残っていました。




この美しい星地球を“奇跡の星“と讃える人がいますが、果たしてそうだろうか❓
宇宙の神秘的な生い立ち、その壮大な構成(スケール)を知れば知るほど地球の狭さを知ります。
その星に生を受け、馬鹿げた事を繰り返す人間の小ささ・愚かさ・醜さを思い知らされます。
排他主義・覇権主義・独裁政治・全体主義・侵略主義・・・、
もし一国を動かす人間たちが皆宇宙を知る天文学者だったならば、
あまりにちっぽけな星地球を知り愚鈍な行為はなくなる事であろう。
それぞれが強調し合う愚かさより、互いに協調し合い共生する大切さを知るであろう。
その時が来たならば、地球は真の奇跡の星となるであろう。



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