アフリカ内陸の政情不安、3年に及ぶコロナ禍、未だ続くウクライナ危機・・・、
世界の物流を妨げる諸々の問題が立て続けに起き、珈琲業界も影響を受けました。
マラウイがSceneのメニューから消えて10年くらいになるだろうか。
「マラウイは今度何時入るの?」
「マラウイの味が忘れられない」
「マラウイ、飲みたいなあ❗️」
お客様の中にはマラウイのファンが沢山居られることを承知しています。
癖がなくてしっかりしたコクのある、でも柔らかな味は女性の方にウケる風味ですね❣️
大変長らくお待たせしました。
やっと、やっと“マラウイ”が市場に戻って来ました。
先週商社から「少量ですがマラウイを入手しました」と連絡が入りました。
昨日マラウイが入荷したので休み明けにはメニュー上に復活します。
前回まで扱っていた豆は“マラウイ・ミスクチノンゴ“でした。
ミスク地域農協管轄のチノンゴ村農家生産豆、の意味です。
今回入手する豆は“マラウイ・ミスクチプヤ“です。
同じ地域(ミスク農協管轄)の豆ですが、チプヤ村産で農家は異なります。
今日早速焙煎して飲んでみました。
焙煎度合はグアテマラ、パプアニューギニアと同じに仕上げました。
前回までのミスクチノンゴと大きな違いは無いと感じています。
同一地域産で、ゲイシャベースなので風味に大きな差は出ていません。
感想を記します。
フローラルな香りとコクが特徴で、華やかで爽やかな風味が絡み合う個性的な味です。
味のバランスがよく、強い癖も無く飲み易いのも特徴と言えます。
果たして今回のミスクチプヤ、皆さんが持つマラウイのイメージと合うでしょうか❓
気の早い常連さんからご予約の連絡がありましたが・・・、
豆は充分(1袋60kg)確保したので取り敢えず半年は大丈夫です。
まずは飲んでみてから今回のマラウイをご判断(評価)ください。
【国“マラウイ”を簡単に紹介します】
マラウイは、アフリカ大陸南東部に位置する共和制国家です。
アフリカ大地溝帯に位置する南北900kmの細長い内陸国です。
国土のほとんどが高原であり、マラウイ湖が大きな面積を占めています。
北・北西をタンザニア、東・南・南西をモザンビーク、西をザンビアの国境と接し、熱帯性気候だが高地は比較的涼しいため、コーヒー栽培には非常に適しています。
コーヒーがマラウイに伝わったのは1878年。
スコットランドにあった一本のコーヒーノキが移植されたもので、ウガンダとタンザニアに伝播されたものと同じブルボン系のニャサという品種が主です。
近年ゲイシャ種が入り、栽培に好条件なので質の高いコーヒーが収穫されています。
アフリカの大地が産み出す上質の珈琲豆❣❣❣
爽やかな感覚の中に広がる複雑なハーモニーをお楽しみください。
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