珈琲・紅茶専門店“Scene”からの情報発信の場! “Scene”ご利用者のコミュニティー (安らぎと寛ぎの空間“珈琲・紅茶専門店 Scene”に集う仲間のための情報発信の場として当ブログ運用を試みます。)

復活 酸味倶楽部


昨年末永遠の旅に立たれた足立典正さん。
典正さんは無類の酸味珈琲好きでした。
特に“ケニヤA”は典正さんにとって薬、とまでいわせるほど好んで飲んでいました。
典正さん主宰の仲間の集い「酸味倶楽部」がありました。
珈琲の酸味が好きな人、興味ある人、追求する人が集い様々な酸味珈琲を飲み比べて皆さんで意見・感想を述べ合うものです。
復活 酸味倶楽部
【典正さんが記録していた酸味倶楽部実施時のメモ】


典正さんが体調を崩されてから活動が休止状態でした。
今回奥様が、典正さんの意思を継いで活動を復活することになりました。
復活 酸味倶楽部
復活第一回が昨日開催されました。
今回は試みにごく少人数(5名)で実施しました。
復活 酸味倶楽部



珈琲を生業とする僕は、この倶楽部のお陰で色々と勉強させて頂きますし楽しいです。
倶楽部から「この珈琲豆を浅く焙煎して酸味を出して欲しい」とリクエストがあります。
Sceneのメニューに無い珈琲を浅煎り焙煎させて頂けるからで大変勉強になります。

珈琲の酸味について以前にも記したことがありますが・・・、
珈琲は何れの豆も生豆の状態で多かれ少なかれ酸味を持っています。
焙煎を浅く仕上げることで酸味がしっかり残ります。
焙煎を深めていくことで酸味は徐々に消えてコク(甘味)と苦味が出てきます。
業界では豆毎に焙煎指標紹介されて、それを基準に焙煎ポイントを決めます。


酸味倶楽部の皆さんは、業界の焙煎指標を度返しでリクエストしてくれます。
型破りなリクエストはロースターにとって難題ですが同時に貴重な体験です。
あり得ない焙煎を体験させてくれる酸味倶楽部、僕にとっても大事な活動です。



今回のテーマ豆は”マラウイ”の浅煎りでした。
次回のテーマが、、、
なんと“ロブスタ”を浅煎りに仕上げることになりました。
さて、どんな結果になるのだろうか。




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