【戦場のピアニスト “ ウワディスワフ・シュピルマン”】
2002年に公開されたロマン・ポランスキーの不滅の名作『戦場のピアニスト』。
第二次世界大戦の前後ポーランドで活躍したユダヤ人ピアニスト ウワディスワフ・シュピルマンが体験した実話に基づく映画だ。
昨夜BSプレミアムで放映されていたが、何回観ても心打たれる秀作である。
【シュピルマンを演じ、2002年アカデミー賞主演男優賞を獲得した エイドリアン・ブロディ】
映画全般を通してポイントとなるシーン随所にショパンの名曲が効果的に流れていた。
ショパンの遺作となった名曲、ノクターン第20番 「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」が、映画の冒頭とラスト、そしてエピローグでも使われている。
落ち葉が小川を流されていくが如く物哀しくも美しい旋律は晩秋のせせらぎの音を聴いているようだ。
⇓ 辻井伸行さんが奏でるショパンの“ノクターン第20番”
「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」 (YouTube)
数多在るピアノ曲の中でも僕が最も好きな曲である。
Scene店内のBGMでも時々(いや頻繁にかな!)この曲が流れるが、その時は何をしていても耳がダンボになってスピーカーに向いてしまう。
余談であるが、シュピルマンの長男クリストファー・スピルマンは日本近代右翼思想の研究者で、現在は九州産業大学教授として活躍されている。
【クリストファー・スピルマン】
コメント