珈琲・紅茶専門店“Scene”からの情報発信の場! “Scene”ご利用者のコミュニティー (安らぎと寛ぎの空間“珈琲・紅茶専門店 Scene”に集う仲間のための情報発信の場として当ブログ運用を試みます。)

キンラン ギンラン @ 富幕山

キンラン ギンラン @ 富幕山
【絶滅危惧II類 “キンラン”】


現在Sceneは感染症対策とその影響により(火水木の)週休3日である。
流石に休日が3日あると自分時間がしっかり持てる。
で、毎週のように大好きな山に出掛けている。
但しコロナ騒動のため県外の山行きは自粛して近場の山を選んで登っている。
今週(今日)登って来た山は“富幕山”。

この山に登るに当たって一つ目的があった。
キンランとギンランと言う花を見ること。
キンラン ギンランの花をご存知だろうか。

〜 Wikipediaより 〜
キンラン(金蘭)はラン科キンラン属の多年草で、地生ランの一種。
和名は黄色(黄金色)の花をつけることに由来する。
【特徴】
山や丘陵の林の中に生える地上性のランで、高さ30-70cmの茎の先端に4月から6月にかけて直径1cm程度の明るく鮮やかな黄色の花を総状につける。花は全開せず、半開き状態のままである。花弁は5枚で3裂する唇弁には赤褐色の隆起がある。葉は狭楕円形状で長さ10cm前後、縦方向にしわが多い。柄は無く茎を抱き、7、8枚が互生する。
元々、日本ではありふれた和ランの一種であったが、1990年代ころから急激に数を減らし、1997年に絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト)として掲載された。
また、各地の都府県のレッドデータブックでも指定されている。
同属の白花のギンランも同じような場所で同時期に開花するが、近年は雑木林の放置による遷移の進行や開発、野生ランブームにかかわる乱獲などによってどちらも減少しているため、並んで咲いているのを見る機会も減りつつある。


日本全国に分布して生息する花ではあるが上記にあるように絶滅危惧II類に指定されていてその数は極めて少ない。何故絶滅危惧Ⅱ類なのか?
キンランの人工栽培がきわめて難しいことが知られているが、その理由の一つにキンランの菌根への依存性の高さが挙げられる。
このような性質から、キンラン属は菌類との共生関係が乱された場合、ただちに枯死することは無いが長期的に生育することは困難になる。そのため、自生地からキンランのみを掘って移植しても5年程度で枯死してしまう。


ラッキーなことに県西部では富幕山の山道脇にキンランが数株見られる。
このキンランを見て来たお客様から情報を得て私も是非見ておきたく登って来た次第だ。


キンラン ギンラン @ 富幕山キンラン ギンラン @ 富幕山
キンランは登山道沿いに咲いているので容易に見つけることが出来た。
実に可愛らしく愛らしい小さな花であった。

一方ギンランは非常に少なく見付けるのに大変苦労した。
キンラン ギンラン @ 富幕山キンラン ギンラン @ 富幕山
【“ギンラン” やっと二株見付けた】
たまたま花に詳しい方が教えて下さったので私は二株だけ見ることが出来た。
教えて下さった方は富幕山で見られるギンランはこの二株だけかも、とおっしゃっていた。



さて、富幕山を簡単に紹介しておくと・・・、
標高563mの富幕山は遠州平野に面した(フィールドフロントの)山の最高峰。
登山難易度は初心者初級者向けの登り易い優しい山である。
奥山ルートは緩やかな勾配をほぼ真っ直ぐ頂上に向かって約2kmを1時間ほどで登れる。
キンラン ギンラン @ 富幕山
低木帯の雑木林をゆっくり抜けて頂きに着くと一気に展望が開ける。
山頂には展望台があり南側には浜名湖が一望のもとに見渡せ南東の方角に浜松が覗ける。
キンラン ギンラン @ 富幕山
【遠方にうっすらアクトタワー】
キンラン ギンラン @ 富幕山
【眼下に猪鼻湖】
キンラン ギンラン @ 富幕山
【三ケ日の街】
キンラン ギンラン @ 富幕山
【浜名湖の輪郭が確認出来る】
山頂を過ぎて15分ほど降ると素晴らしいパノラマが展開する。
ここからは奥三河の主峰が一望のもとに見渡せ、空気が澄んだ日には南アルプス最北端の仙丈ケ岳まで望めてしまう。
キンラン ギンラン @ 富幕山
【遥か遠方 雲に霞む南アルプス】
キンラン ギンラン @ 富幕山
【奥三河の主峰が一望のもとに】
キンラン ギンラン @ 富幕山
【新東名と三瀬明神山】

登山仲間のオフシーズン足慣らしの場として、初心者初級者入門コースとしてオススメの山である。


コメント

名前
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
削除
キンラン ギンラン @ 富幕山
    コメント(0)