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銀座と椿と資生堂

銀座と椿と資生堂
【資生堂アートハウス】


資生堂アートハウス催事のご案内です。

資生堂は今年創業150周年を迎えます。

1872(明治5)年、東京・銀座に洋風調剤薬局として創業した資生堂は、以来、当地を本拠地に事業を展開してきました。同年、日本初の鉄道が新橋、横浜間に開通すると、新橋駅に連なる銀座の商店街には、海外との窓口となった横浜から舶来の文物がいち早く到来するようになりました。
そのような時代の中、資生堂は首都東京で最もモダンな街銀座を舞台に、店舗内に開いた西洋料理店やギャラリー、独自の出版物を通じ、多分野の芸術や衣食住に関する最先端の情報を人々に提供していきます。これら、一企業の枠組みを超えた文化発信の蓄積によって、資生堂の個性は街の個性と混然一体となり、銀座と資生堂のイメージを分かち難く結びつけていきました。
一方、資生堂のシンボルマークとなった椿は古代から日本人が好んだ樹木で、花の美しさのみならず、艶やかな緑の葉を常にたたえた姿から不老を表す吉祥文となりました。椿は資生堂の美の象徴となり、銀座と並んで資生堂を彩るもう一つのイメージとなりました。


銀座と椿と資生堂


今回の資生堂アートハウスの展覧会では収蔵品から、洗練された企業イメージに結びつく「銀座」と、化粧品会社が創造する美のイメージに結びつく「椿」に題材を採った美術品や資料を精選し、資生堂が育んだ過去から現在へと続く二つのイメージの変容を辿りながら、芸術によって培われた資生堂の美意識の一端を紹介します。


銀座と椿と資生堂

銀座と椿と資生堂

銀座と椿と資生堂



トリビアな話題ですが、社名"資生堂"の由来に触れておきます。
中国の古典、四書五経(ししょごきょう)の易経(えききょう)の一節、「至哉坤元(いたれるかなこんげん) 万物資生(ばんぶつとりてしょうず)」に由来し、その意味は「大地の徳はなんと素晴らしいものであろうか。すべてのものは、ここから生まれる」です。
この"万物資生"から資生を採って"資生堂"としました。
サステナビリティー経営が注目される昨今、「社名が資生堂のミッションそのもの」と言えるのかも。


資生堂の原点は薬屋(調剤薬局)だったのですね❗️
今回の催事では、資生堂150年の歴史(変遷)を垣間見ることが出来ます。
開催期間は 1月25日~4月8日です。
興味ある方は期間中に是非、資生堂アートハウスを訪ねてみて下さい。



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