昨日初めて岐阜県美術館を訪ねて来ました。ここを訪れるのは今回が初めてでした。
FBでも紹介しましたがとても素敵なところで、都心部にありながら緑に恵まれ豊かな自然に囲まれた環境の中、静かに佇んでいました。




現在(9月5日から10月19日まで)開催されている、岐阜県旧付知村出身の洋画家熊谷守一展"守一のいる場所"を観るのが目的でした。



いつも熊谷守一の作品を観ていると、守一の心の純粋さ癒されますし、その繊細な優しさに心打たれます。作品の明るい色調・構成のシンプルさに感銘を受けますし、究極の構図単純化に驚かされ感心します。





熊谷の晩年(70歳以降)の作品を観るとこれ以上省きようが無い極限まで単純化したモチーフ。
でも熊谷の絵は一見してそれが何か分かるし、作品が観る者に強烈に訴え掛けてくる。凄い絵の力である。



熊谷守一ファンの方は是非是非岐阜県美術館にお出掛け下さい。
今回の守一展の展示作品総点数は油彩画200点、水墨画・素描など100点と、過去最高であり今後もこれだけの熊谷守一作品が一堂に会することはなかなかないでしょう。
じっくり観ると2時間は必要ですが、当作品展から熊谷守一の人間性が、画家の人生観が見えてきます。

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