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鳶ノ巣山

鳶ノ巣山
【林道越しに姿を現した“鳶ノ巣山”】

15年ほど前、登山好きなお客様に触発されて本格的に登山を再開した。
再開当初は奥三河の主な山を皆踏破することを目的に様々な山を登っていた。
その中でこの鳶ノ巣山だけは登山道が台風に因る倒木などで荒れ果てていた。
そのため登頂を断念せざるを得ない経緯があった。
鳶ノ巣山
【15年前の痕跡が今も残っていた】
今回の“鳶ノ巣山”は私にとってのリベンジ登山であった。

愛知県との県境に位置する鳶ノ巣山(標高710m)は、引佐町の最北端に位置する。
鳶ノ巣山
引佐町最高峰の山だが難易度は低く易しい山である。
ただ、あまり人気がないマイナーな山なので登山道は荒れている。
危険な箇所は無いが山に入る人が少ないので行く手を阻む蜘蛛の巣と登山道を覆うブッシュに悩まされる。
また登山ルートがはっきりしないところが数箇所あるのでルートファインディングは慎重にしたい。
私は林道から登山道への入り口を見落として30分ほどロスした。

季節柄だろうが登山中に鹿を見掛け野猿と対峙し蛇(マムシ)と遭遇し踏みそうになった。
奥三河はマムシの生息数がかなり多い地域だと聞く。
鳶ノ巣山
保護色のマムシは枯葉(落葉)に溶け込んでいて見付けにくいので大変危険である。

それから!山の名前のとおり鳶の巣が山腹にあり、ピーヒョロロローと鳴きながら上空を回転して飛んでいる鳶の姿を何回か見掛けた。
鳶ノ巣山はまるで野生動物自然園内に迷い込んだような山だ。


山頂からの眺望はなく登山者には不人気の山だが私は大いに魅力を感じた。
前半の林道では森の樹々に囲まれ新緑の香りを感じながら森林浴を愛でることが出来る。
所どころ開けたところがあり緑一色の遠景を楽しむことが出来る。
鳶ノ巣山
鳶ノ巣山
鳶ノ巣山
鳶ノ巣山

このルートではまず人と会うことはなく下界の騒音雑踏も皆無。
野生の動植物たちとの出逢いと、彼らとの語らいが楽しみな山である。
私が最も好むシチュエーションがこの山にはある。

登山口に向かう途中の朝霧湖(大島ダムのダム湖)の景観が素敵だった。
鳶ノ巣山
鳶ノ巣山


県境にあった静岡県と愛知県の東海自然歩道案内板。
鳶ノ巣山
【静岡版】
鳶ノ巣山
【愛知版】

山の所在地が分かり難いので説明しておこう。
戦国史に詳しい人は長篠の戦いの“鳶ヶ巣山砦”を思い浮かべるだろうがそれとは異なる。
鳶ヶ巣山砦から東北方向に20kmほど行ったところに鳶ノ巣山はある。
湖西連峰から北へ延びる山並みを別名『弓張山地』と言う。
弓張山地の尾根筋が愛知と静岡の県境である。
海側から徐々に標高を上げていって最初に700mを超えたピークが鳶ノ巣山である。

鳶ノ巣山


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