
今年も早くも3ヶ月が過ぎ去り4月に入りました。
ギャラリーSceneの催事、写真家松本八の"薔薇の意図"が今日から始まりました。
八さんが豊橋から今朝一番で駆け付けて色とりどりの薔薇の写真を飾って下さいました。


今月のSceneは色鮮やかな薔薇の花に囲まれて一気に春本番です。
ちょっと話は反れます。
僕を写真の世界に誘ってくれた先輩のアマチュア写真家中村Tさんについて触れます。
Tさんは二科展の写真部門でよく入選するアマチュアトップクラスの実力の持ち主です。
風景写真を得意とする方で、現実の風景を撮りながら出来上がった写真はまるで心象風景を見ているような不思議な感覚にさせられるのです。
驚くべきことに彼は35mm単焦点レンズ1本しか持ち歩かないのです。
Tさんと撮影旅行に出掛ける時僕は交換レンズを最低でも4〜5本用意してましたが、彼は35mmレンズが装填されたカメラ一台だけ持って来ます。
後日撮った写真を互いに確認し合うのですが、Tさんが撮った写真の方がずっと変化に富み躍動しているのです。
交換レンズって必要なのだろうか❕❔
写真はレンズに頼り機材を駆使して撮るのではなく、自分の眼と身体で撮るものなんだということをTさんと一緒に行動して痛感させられました。
話を戻します。
松本八さんは花を専門に撮る方ですが、撮影に使うレンズは180mm単焦点マクロレンズ1本のみです。
写真を始めた頃から今まで通してこのレンズ1本のみで撮り続けているそうです。
ふと写真の師Tさんのことを思い出した次第です。


美術館情報と注目アーティストを紹介する美術情報マガジンに松本八さんが載った時の記事を貼っておきます。

今月の1ヶ月間、薔薇の写真に囲まれたSceneをじっくりご堪能下さい。
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