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初冬のドラマティックな朝

初冬のドラマティックな朝
【初冬の寒空にSceneのシンボルツリー"欅"のシルエット】


最後の紅葉を数枚残し、辛うじて秋の名残りに浸っていた欅だった。
昨夜の風雨でその葉が一枚残らず散って枝のみになってしまった。
冷たい風雨に打たれた姿が寒そうだ❕
冬を受入れることを覚悟したのだろう。
初冬のドラマティックな朝


昨夜降った冬の雨が、はだかになった欅の枝に水滴をもたらした。
枝を五線譜に見立てた滴たちは、あたかも楽譜上で戯れているように見える。
葉のなくなった欅に絡み付き、紅葉に代わってエチュードを奏でているようだ。
初冬のドラマティックな朝


初冬のドラマティックな朝
この夏に成就し得なく未練を残したのだろうか。
死してなお、欅にしがみ付き何かを見据えて天を仰ぐクマゼミの屍。
初冬のドラマティックな朝
欅に朝陽が射した時、雨滴が暖かく輝きレクイエムを奏でていたように思えた。

初冬のドラマティックな朝
樹に留まったまま絶命する蝉を見るのは初めてなので調べてみた。
このようなケースはよく見られ、珍しくないようである。


嵐のように荒れた風雨が去ると、雲は割れて青空が広がり穏やかな時間が戻ってきた。
初冬のドラマティックな朝


夕刻には霙(みぞれ)交じりの雨が降った。
天気が目まぐるしく変わる初冬のドラマティックな一日であった。


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