一年を通して見ると、日本では3月4月は特別な時期。
学生にとっては卒業・進入学、そして社会人一年生へ。
世間では、年度末から新年度へ切り替わりの時期です。

ではSceneでは・・・、
何故か毎年この時期に珈琲紅茶教室を受講される方が多い傾向にあります。

一昨日こんな方が珈琲淹れ方教室を受講されました。
芸能活動されている方なのでお名前とお顔を公表いたします。

【鬼頭孝幸さん】

愛知県北設楽郡東栄町にお住まいで、チーム“和太鼓 志多ら”の代表です。
「和太鼓 志多ら」　⇐　サムネイル　⇓

和太鼓と横笛のプロの演奏家で、作曲＆演出(プロデュース)もされます。
年に200回くらい、日本全国を回って演奏活動されています。
「奥三河ふるさと観光大使」もされています。


兎も角お忙しい方で、繁忙期には1ヶ月間全く休み無しの時もあるそうです。
繁忙感の中、ふと時間が空いた時に自分で珈琲を淹れてゆっくり過ごしたい。
生活リズムに緩急をつけて気持ちを切り替えるひと時を持つようにしたい。
そんな気持ちでSceneの珈琲教室を訪ねてくださいました。





鬼頭さんはこんなお話しをしてくれました。
「今まで僕は珈琲が嫌いで美味しいと思ったことがありませんでした。でも周りでは美味しそうに珈琲を飲みながら楽しそうに会話が弾んでいる。それを見て僕も珈琲を美味しく淹れて飲みながら話題広く会話を楽しめるようにしたい」と。
珈琲に対する気持ちを切り替えることが出来たのは今年1月になってからだそうです。
そして、珈琲抽出用道具一式買い揃えて教室に持参されました。

鬼頭さんの、珈琲と向き合うスタンスとその心意気が伝わって来ます。

集団をまとめる統率力と推進力、エネルギーとパワーを持ち合わせる鬼頭さん。
会話していて彼の身体から出て来る強いオーラが感じとれました。


鬼頭さんが住む東栄町は、僕にとっても思い出深いところ。
奥三河の山々に登っていた頃、東栄町はベースの町でした。
下山すると東栄町の友人の店“山のレストラン坂田”で食事をし、“東栄温泉”で疲れた身体を癒していました。
東栄町を中心に北設楽郡は、古くから伝わる民族芸能「花祭」の故郷です。
日本古来の楽器を奏でる演奏集団「和太鼓 志多ら」。
ここ東栄町は、彼らに実に相応しい場所だと思いました。


YouTubeにアップされている「和太鼓 志多ら」のエネルギッシュな演奏をお聴きください。

『森の宴』
今年茶臼山高原で録画したもので、横笛を吹いている方が鬼頭孝幸さんです。

『和太鼓志多ら in ラグナシア』