
【テオ・ヤンセン作 ストランドビースト】
前回の当ブログでは、松本市美術館での4月13日からの催事『ブラックジャック』を案内しました。
私たちがサポートしている美術館の半数で4月13日から新しい企画展が始まります。
それらを続けてご案内いたします。
まずは、静岡県立美術館での催事ご案内です。
『THEO JANSEN展』

オランダのアーティストであるテオ・ヤンセン(1948-)によって創り出されたストランドビーストの世界を体感できる展覧会です。ストランドビーストはプラスチックチューブやペットボトルなど、身近な素材から構成され、風力によって歩行などを行う仕組みを備えています。本展では様々な種類のストランドビーストとともに、映像やスケッチを展示することで、テオ・ヤンセンによる創作の秘密に迫ります。展示室では、巨大なストランドビーストを動かす実演(リ・アニメーション)を行い、迫力のある姿をご覧いただけます。
【テオ・ヤンセン】

1948年3月17日、オランダのデン・ハーグで生まれる。1968年からデルフト工科大学で物理学を学び、1974年に卒業した。1975年に画家に転向する。1990年、風力で動作するストランドビーストの制作を開始。アートと科学が融合した多くの芸術作品を生み出して世界各地で注目を集めている。
【STRANDBEEST: ストランドビースト 】

オランダ語で、砂浜を意味する”Strand”と生命体を意味する”Beest”の2語を繋げたテオ・ヤンセン自身による造語。テオが創る”生物”の総称。
ストランドビーストは、プラスチックチューブで構成され、風力によって生物のような歩行をする造形作品。一脚を構成する各チューブの長さの比率は、「ホーリーナンバー」と呼ばれる13の数字で示される。プラスチックチューブの各部品を細胞(セル)と呼び、ストランドビーストを構成する基本単位としている。作品の変遷を生物の進化に模している。
お客様の中にもこの展覧会に注目している方が多くおられますね。
7月7日まで静岡県立美術館で開催されています。
“ストランドビースト”に興味ある方は是非訪ねてみてください。
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