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ダッチコーヒー

前項の『バルザック』で最後に触れた"ダッチコーヒー"について解説します。

17世紀当時インドネシアで主に収穫していたコーヒー豆はロブスタ種が多かったのです。
ロブスタ種は粗野で泥臭い独特の苦味が特徴の珈琲で、洗練された味のアラビカ種に親しんでいたヨーロッパ人(特にオランダ人)には苦手だったようです。
当時インドネシアに住んでいたオランダ人はこのコーヒーを何とか美味しく飲めないものかと試行錯誤して編み出したのが水出しコーヒーでした。
熱湯ではなく水で時間を掛けてゆっくり抽出する方法です。
オランダ人が考案したので"ダッチコーヒー"と呼ばれるようになりました。

ダッチコーヒー

現在多く採用されている珈琲抽出方法はお湯によるドリップ抽出です。
この方法では、お湯のパワー(熱)でコーヒーエッセンスを短時間で半強制的に溶かし出すために強い苦味や味を潰す雑味などの余分な成分も一緒に抽出してしまいます。
それに対してダッチコーヒーは常温の水で長時間(Sceneの場合は12時間)掛けて無理なく自然に抽出するので雑味の無いスッキリした珈琲の味に仕上がります。
今ではダッチコーヒー用器具が優れているのでより美味しいコーヒーが抽出できるようになりました。

ダッチコーヒー
【Sceneで採用している器具】

Sceneでは"ダッチコーヒー"がメニューにありますし、ランチセットメニューのコーヒーにはサービスでダッチコーヒーを提供しています。
ダッチコーヒーがお好きな方はよくおかわりされます。

深煎りの豆を使ったSceneのダッチコーヒー❣
よろしかったら是非お試しください。


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