
【ピエール・ボナールの代表作の一つ「昼食」】
先週シネマ・イーラで「ONE LIFE」を観ました。
ギリギリ上映最終日に観ることが出来て本当に良かったです。
ドキュメンタリータッチの構成、実際の出来事に関わった方々の出演、
加えて主演アンソニー・ホプキンスが演ずる、重厚感ある迫真の演技。
嗚咽を必死に堪えて身体が震えた❗️こんな感覚は何十年ぶりだろうか。
心を揺さぶられる作品は素晴らしいとつくづく思う次第です。

【映画”ONE LIFE” のOne Scene】
「ONE LIFE」上映時間を待つ間、上映予定映画(チラシ)を見ていました。
続々と(僕が気になる)映画の上映が決まり、榎本さんに感謝感謝です。
独断と偏見で申し訳ありませんが・・・、
僕が選ぶ(日程は未定ですが)上映予定映画を何点か案内してみます。
まず今回は・・・、
『画家ボナール』

本国初登場フランス映画『BONNARD, Pierre et Marthe(原題)』が邦題『画家ボナール ピエールとマルト』として秋に公開されることが決定。
20世紀の最も偉大なフランス人画家の一人ピエール・ボナール(1867-1947)は、印象派と抽象を探求したポスト印象派との間を結ぶ架け橋とみなされている。
彼は大胆な色彩と日常の些細な事象を好んで描いたことで知られ、友人の画家たちと一緒に、1888年「ナビ派」を形成。彼らは、ポール・ゴーギャン、ポール・セザンヌ、葛飾北斎の先進性を称賛し、ボナール自身も日本美術からの影響を多くの作品で示していたことでも知られる。
本作では、そんな彼が生涯の伴侶となるマルトとの半生を描く。マルトは「幸福の画家」ピエールにとって、単なるミューズをはるかに超えた存在となるのだが、2人の関係は謎に満ちていた。当時の常識からはかけ離れた破天荒な愛の形を営みつつも、生涯をかけ共同で充実した芸術的成果を生み出していく。
【ピエール・ボナール(Pierre Bonnard)】

ナビ派に分類される、19〜20世紀に活動したフランスの画家。
ポスト印象派とモダンアートの中間点に位置する画家のひとりで、版画やポスターにも優れた作品を残している。裸婦を描いたものも多い。
また、ボナールはナビ派の画家の中でも最も日本美術(ジャポニズム)の影響を強く受け、「ナビ・ジャポナール」(日本かぶれのナビ、日本的なナビ)と呼ばれ、日本とも縁の深い画家でもある。

【「庭園の女たち」 日本の屏風絵にヒントを得ている】
シネマ・イーラでの上映が楽しみです。
ピエール・ボナールのファンは必見でしょう。
上映日程が決まりましたらご案内します。
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