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反戦歌

反戦歌
“サラの鍵”
先日シネマイーラで観たのだが、第二次世界大戦中に起きた実話を元に画いた重い映画であった。 60年もの永い歳月を越えて戦争の傷跡は人の心の中に深く刻まれていた。

その恐ろしさや痛手・後遺症を感じ取れる賢さがあれば人間は二度と戦争を起こさないのではなかろうか!


メロディーのシンプルさと歌詞の持つメッセージ性の強さから史上最高の反戦歌と言われるピートシーガーの“Where have all the flowers gone? (花はどこへ行った)”。
Youtube上にピート・シーガーのオリジナルの映像を見つけた。

私ごとで申し訳ないが・・・、
ギターを手に入れ、何か曲を弾きたくて最初に買ったEPレコードがキングストントリオの“Where have all the flowers gone? ”だった。
当時自分の中には反戦歌の意識は全く無く、ただ美しいメロディーに惹かれて一生懸命に練習していたことを思い出す。
その後様々なミュージシャンやアーティストがこの曲を扱うようになり改めて曲の偉大さを知ることになる。
曲をカバーしたミュージシャンは・・・
マレーネ・ディートリッヒ、P.P.M、キングストントリオ、ナナムスクーリ、ジョーン・バエズ・・・、全世界に数限りなく居る。
日本でも・・・
忌野清志郎、倍賞千恵子、加藤登紀子、ベッツイ&クリス、リガニーズ、トワエモワ、フォーククルセダーズ・・・、多くのミュージシャンがカバーしている。

『Where have all the flowers gone?』
Where have all the flowers gone?  Long time passing.
Where have all the flowers gone?  Long time ago.
Where have all the flowers gone? The girls have picked them ev'ry one.
Oh, when will you ever learn? Oh, when will you ever learn?

Where have all the young girls gone? Long time passing.
Where have all the young girls gone?  Long time ago.
Where have all the young girls gone? They've taken husbands, every one.
Oh, when will you ever learn? Oh, when will you ever learn?

Where have all the young men gone?  Long time passing.
Where have all the young men gone?  Long time ago.
Where have all the young men gone? They're all in uniform.
Oh, when will you ever learn? Oh, when will you ever learn?

Where have all the soldiers gone?  Long time passing.
Where have all the soldiers gone?  Long time ago.
Where have all the soldiers gone? They've gone to graveyards, every one.
Oh, when will they ever learn? Oh, when will they ever learn?

Where have all the graveyards gone? Long time passing.
Where have all the graveyards gone?  Long time ago.
Where have all the graveyards gone? They're covered with flowers, every one.
Oh, when will they ever learn? Oh, when will they ever learn?

Where have all the flowers gone?  Long time passing.
Where have all the flowers gone?  Long time ago.
Where have all the flowers gone? Young girls picked them, every one.
Oh, when will they ever learn? Oh, when will they ever learn?


様々な日本語訳がある中で、私が一番好きな訳はこれ。

野に咲く花は どこへ行った 遠い昔の物語
野に咲く花は 少女の胸にそっと優しく抱かれていた

可愛い少女は どこへ行った 遠い昔の物語
可愛い少女は 大人になって恋もして ある若者に抱かれていた

その若者は どこへ行った 遠い昔の物語
その若者は兵隊にとられて戦場の炎に抱かれていた

その若者は どうなった その戦場で どうなった
その若者は死んでしまった小さなお墓に埋められた

小さなお墓は どうなった 長い月日が流れた
お墓のまわりに花が咲いてそっと優しく抱かれていた

その咲く花は どこへ行った 遠い昔の物語
その咲く花は 少女の胸にそっと優しく抱かれていた
野に咲く花は どこへ行った



世に出ることは無かったが、Mr.Children がカバーしたこんな“花はどこへ行った”もある。

愛した人は どこへ行く 愛した人は 何処に 残した愛は 時の彼方に ただ僕らは 振り返るだけ
今日のニュースは悲しげに 明日のニュースは優しげに 晴れた日の町 午後の世界は 眠る人の 群れで寂しい
泡も弾けて 消えてゆく 裏のかけひきも もつれて 米の歴史も売る この国の 欲望には 果てがないもの
君の事だけ 想っている 君の事だけが 真実 そんな僕には 花のゆくえも 見えないんだ でも それでいいんだろう
耳をふさいで 何を聞く まぶたを閉じて 何を見る 口を閉ざして 何が言えるの 反戦歌は 海の彼方で 遠く響く 海の彼方で



田原氏が訳したこの歌は 原曲と歌詞がかけ離れていると判断され発売禁止になってしまった。
田原さんの訳も奥が深いメッセージが込められてると思う。


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この記事へのコメント :

すずらん藤田すずらん藤田
ジャイアンを始めて、練習曲に、このPete Segeerの「花はどこへ行った」がありました。

You tubeで音取りをするときに、反戦歌であることも知りました。

いろんな方がカバーされています、、、。歌い継がれていく歌ですね。。。
2012年04月16日 22:44
劇団砂喰社劇団砂喰社
反戦と検索したら、こちらのブログにお邪魔しました。
突然のご案内ですみません。

 私は浜松市内を拠点に、演劇活動をしておりますTOMO☆PROJECT(トモ・プロジェクト)と申します。

 来たる、8月5日(日)に、浜松復興記念館にて、広島原爆をテーマにした井上ひさし氏の作品「父と暮せば」の演劇を上演します。

 この作品は、広島の原爆投下から3年後の父と娘の物語で、原爆の恐ろしさは勿論のこと、残された人々を描いた作品です。戦後から半世紀以上過ぎましたが、震災やその後の原発問題にも通じる作品となっており、一人でも多くの人に映画にもなったこの名作を知って頂きたく、御案内申し上げます。
 この普遍的なテーマ、また、演劇を通して原子力のというものを知っていただきたく、足を運んでいただけたら幸いです。
 どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 広島の原爆から3年後の父と娘の物語。
 震災の原発問題にも通じる、普遍的なテーマを描いた舞台です。
 終戦記念日を前に、懐かしい浜松の復興の展示物をご覧いただきながら、演劇の鑑賞はいかがでしょうか?

*****

TOMO☆PROJECT プロデュース
「父と暮せば」
作:井上ひさし 演出:松尾交子

日時:8月5日(日)
13時30分~15時(開場は30分前)

会場:浜松復興記念館 和室(浜松市中区利町302-7)

バス情報:JR浜松駅北口バスターミナル3番ポールから、西じゅんかん乗車、
または2番ポールから掛塚さなる台線乗車、「教育文化会館」下車、徒歩2分

地図URL:http://maps.loco.yahoo.co.jp/maps?p=%E6%B5%9C%E6%9D%BE%E5%BE%A9%E8%88%88%E8%A8%98%E5%BF%B5%E9%A4%A8&lat=34.70598853048336&lon=137.72625640084757&ei=utf-8&datum=wgs&lnm=%E6%B5%9C%E6%9D%BE%E5%BE%A9%E8%88%88%E8%A8%98%E5%BF%B5%E9%A4%A8&idx=35&v=2&sc=3&layer=4

チケット:一般2000円、高校生以下1000円

= あらすじ =
「うちはしあわせになってはいけんのじゃ」愛する者たちを原爆で失った美津江は、一人だけ生き残った負い目から、恋のときめきからも身を引こうとする。そんな娘を思いやるあまり「恋の応援団長」をかってでて励ます父・竹造は実はもはやこの世の人ではない―。「わしのぶんまで生きてちょんだいよォー」父の願いが、ついに底なしの絶望から娘をよみがえらせる、魂の再生の物語。
(新潮文庫:背表紙より)
(この作品は、宮沢りえと原田芳雄の出演で、2004年に映画化もされました)

<お問合せ・チケット予約先>
TOMO☆PROJECT
TEL:053-571-4669
FAX:053-571-4670
メール:・info@tomopro.org
2012年08月01日 17:59

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