【岡崎中央総合公園から岡崎市内を見下ろす】
昨日は美術鑑賞を目的に三河(岡崎・豊橋)方面を訪ねてきました。
向かう道中彼方此方で桜が咲き誇っていました。
岡崎市美術博物館の催事ご案内です。

チェコ出身の芸術家と言って思い浮かぶ名前は、アール・ヌーヴォーの旗手アルフォンス・ミュシャぐらいで、お恥ずかしながら他は浮かんできません。
芸術分野では高い技術力を誇るボヘミアン・グラスと幾何学的なチェコ・キュビズムが思い浮かぶ程度です。
ですから逆にチェコ・デザインとはどの様なものか、どんなデザインがあるのか興味がありました。



北欧の暖かみがあるデザインや、フランス・イタリアの歴史が培った洗練されたデザインとは全く異なる独特のデザインがそこにありました。
チェコのそれはスマートさは無く、むしろ無骨な素朴さを感じ、またコケティッシュなユーモアやシニカルなペーソスすらも感じ取れます。
チェコはヨーロッパ大陸の真ん中に位置して、周囲の列強大国に翻弄されてきた過去があります。
そんな歴史風土が培ったデザインなのかも知れません。

『日本初の総合的なチェコ・デザイン展』、興味深く観てきました。
5月19日まで開催していますので、GWを利用して出掛けてみては如何でしょうか。
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