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ベルナール・ビュッフェ


昨日は“レアリスムの視線”を観に岡崎市美術博物館に行ってきました。

美術展の感想を記す前に・・・、
岡崎市美術博物館のロケーションと建物の形状が僕は好きです。
ベルナール・ビュッフェ
ベルナール・ビュッフェベルナール・ビュッフェ
ベルナール・ビュッフェ



今回の美術展で特筆すべきは、表題の“ベルナール・ビュッフェ”。
ベルナール・ビュッフェ
【若き日のベルナール・ビュッフェ (心なしかジェームズ・ディーンに似ている)】
彼の作品が大変多かったことで、全体点数の2〜3割ありました。
岡崎在住の絵画コレクターが、ビュッフェの作品を多く収蔵していました。
この方が、収集絵画全てを岡崎市美術博物館に寄贈されたとのことです。
クレマチスの丘(ビュッフェ美術館)にも無く、今回初めて公開された作品が多数ありす。
展覧会第一章のテーマは「具象美術の台頭・時代の証人者たち」。

B.ビュッフェも参加した「オム・テモワン(時代の証人者)」に触れておきます。

【homme-témoin(オム・テモワン)とは?】
「証人」の意。抽象主義の流れに対抗し,「社会的レアリスム」を標榜して集ったフランスの美術家グループ。彼らは日常の普通の生活からの真実を重視し,誇張や変形を交えながら,真正の,率直な絵画を描くことを目指した。 B.ビュッフェや A.ミノーらも加わり,規模を拡大した。第2次大戦後のヨーロッパの不安な空気を写実によって表現しようとした,イギリスの「キッチン・シンク」などと同時代的な動向であり,戦前と戦後の具象の流れの結節点と見ることができる。

当美術展では、オム・テモワン活動時期に企画された“時代の証人画家展”に参加したパブロ・ピカソ、藤田嗣治らの作品や、同時期に活躍したアルベルト・ジャコメッティ、フランシス・ベーコンらの作品も展示されていました。

岡野喜一郎氏によって1973年11月25日に創設されたベルナール・ビュフェ美術館。
収蔵作品数は油彩画、水彩画、素描、版画、挿画本、ポスター等あわせて2000点を超え、世界一のビュフェコレクションを誇っています。
当美術館に限らず、B・ビュッフェの所有作品点数は世界的にも日本が多いようです。
一般的に日本人はB・ビュッフェが好きなのでしょうね。

B・ビュッフェはコーヒーが好きで、カップやミルをモチーフに多くの作品を残しています。

ベルナール・ビュッフェ
ベルナール・ビュッフェ
ベルナール・ビュッフェ


今回の美術展でもミルをモチーフに描いたペシミスティックな印象深い作品がありました。

初めてベルナール・ビュッフェ美術館を訪ねた時に“コーヒーミル“を描いた作品がありました。
印象的なこの絵が好きで、もう一度観たくて何回か通っているのですが・・・、
その後残念ながらこの絵には巡り逢えず悔しい思いでいます。


ベルナール・ビュッフェの絵画が好きな方は、岡崎市美術博物館に出掛けてみては如何でしょう。


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