
【スズキ目アジ科 “カイワリ”】
表題の『カイワリ』って分かりますか?
漢字で書くと“貝割”。
スズキ目アジ科に属する海水魚の一種です。
ご存知の方は年季の入った太公望でしょう。
“鯵の一種とは!” 私は初耳学でした!
先週日曜発生したファフロツキーズ(超常現象)を記します。
アジとカイワリという魚がタタキと刺身の状態で夕刻、Scene駐車場に降ってきました。
カイワリはアジの仲間で40cm前後の大型は高級魚として扱われます。
ところが市場に殆ど出回らないためその味を知る人は少ないようです。
知らない人が多く、店ではシマアジの偽物として扱われることもあります。

【カイワリ(上)と真鯵(下)】

ぷくっとした体型にぱっちりした目。
魚屋の店頭では見掛けませんが、釣りをされる方なら目にしたことがあるでしょう。
つまり釣りをされる方以外食べる機会の少ない魚だとも言えます。
カイワリ(貝割)の名前の由来は・・・、
二枚貝を割った形を「カイワリ」と言い、植物の新芽が出てきたばかりの形を指すため「カイワレ大根」は実は「貝割大根」なんです。
魚のカイワリの場合は「尾」の形が植物の二葉の形に似ていることからきています。
なんとなく姿そのものも二枚貝に似ていますね。

【二枚貝】
カイワリ(刺身)の味ですが、9月が産卵期なので今丁度脂がのって旬を迎えています。
脂がのったシコンシコンの歯応えはまさしくシマアジそのもの!

漁師か太公望しか口にできないと言われる“カイワリ”、堪能させて頂きました。
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