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土を喰らう十二ヶ月

土を喰らう十二ヶ月



シネマ・イーラの上映映画ご案内です。

3月24日から1週間上映の映画『土を喰らう十二ヶ月』。

土を喰らう十二ヶ月

この映画は既にシネコン(TOHOシネマズ)で上映終了しているので、ご覧になった映画ファンも沢山いて、皆さんがこの映画を異口同音に高く評価しています。

キャストが凄い❗️
1960年代にデビューして以来、ミュージシャンそして俳優として、唯一無二のオーラを放ち続けている沢田研二初の主演映画『土を喰らう十二ヵ月』。
北アルプスを望む信州を舞台に、犬一匹と山荘で暮らす作家ツトムの一年間を季節の移り変わりと共に追った本作。
土を喰らう十二ヶ月
独特の色気を漂わせて演じる沢田研二。
彼を支える共演陣にも豪華な顔ぶれが揃った。
年の離れた恋人真知子に松たか子。
土を喰らう十二ヶ月
さらに、ツトムの義母に奈良岡朋子、山歩きの師匠の大工に火野正平、恩人の住職の娘に檀ふみと、味のあるベテラン俳優が脇を固めている。
土を喰らう十二ヶ月
そして食がテーマのこの映画、四季折々に登場する料理を監修しているのが、料理研究家の土井善晴。


まずは物語のあらすじをオフィシャルサイトよりコピペておきます。
『作家のツトム(沢田研二)は、人里離れた信州の山荘で、犬のさんしょと13年前に亡くなった妻の八重子の遺骨と共に暮らしている。口減らしのため禅寺に奉公に出され、9歳から精進料理を身に着けた彼にとって、畑で育てた野菜や山で収穫する山菜などを使って作る料理は日々の楽しみのひとつだ。とりわけ、担当編集者で恋人の真知子(松たか子)が東京から訪ねてくるときは、楽しさが一段と増す。皮を少し残して囲炉裏であぶった子芋を、「あちち」と頬張る真知子。「おいしい。皮のところがいいわ」と喜ぶ姿に、ツトムは嬉しそうだ。
山荘から少し離れたところに、八重子の母チエ(奈良岡朋子)が畑を耕しながらひとりで暮らしている。時折様子を見に来るツトムを、チエは山盛りの白飯、たくあんと味噌汁でもてなした。八重子の墓をまだ作っていないことを、今日もチエにたしなめられた。帰りには自家製の味噌を樽ごとと、八重子の月命日に供えるぼた餅を持たされた。
塩漬けした梅を天日干しにする季節、ツトムの山荘に文子(檀ふみ)が訪ねてくる。彼女は、ツトムが世話になった禅寺の住職の娘。住職に習った梅酢ジュースを飲みながらの昔話。文子は、亡き母が60年前に住職と一緒に漬けた梅干しを持参していた。「母は、もしツトムさんに会うたらお裾分けしてあげなさい、と言うて死にました」と文子。夜、ひとりになったツトムは、作った人が亡くなった後も生き続けている梅干しの味に泣いた。
チエが亡くなった。義弟夫婦(尾美としのり、西田尚美)に頼まれて山荘で葬式を出すことになったツトムは、大工(火野正平)に棺桶と祭壇を頼み、写真屋(瀧川鯉八)に遺影を頼みと、通夜の支度に大忙しだ。東京から真知子もやって来て、通夜振る舞いの支度を手伝うことに。
夜、思いがけなくたくさん集まった弔問客は、チエに作り方を習ったそれぞれの味噌を祭壇に供えた。
葬儀のあと、真知子を栗の渋皮煮でねぎらったツトムは、「ここに住まないか」と持ち掛ける。「ちょっと考えさせて」と応じた真知子だが、しばらくして、ふたりの心境に変化を生じさせる出来事が起こる――。』


中江裕司監督のコメントが素敵❣️
『好きな人と食べていると楽しいし美味しい。それが人間じゃないのか』
食べることは生きることであり、生きることは死ぬことですからね。
この映画を撮りながら、いつも考えていたのは「好きな人と食う飯がいちばん美味い」ということです。
そこに究極の答えがあるのかもしれない。
食べることは生きることだけど、一人で食ベていてもあまり楽しくない。
でも、好きな人と食べていると楽しいし美味しい。
それが人間じゃないのかって。
だから、ツトムは真知子と一緒に食べたいんでしょうね。


20年ほど前に観た中国映画“山の郵便配達“。
郵便配達と犬が主役の映画で、村人と交わす挨拶以外にはセリフが殆どない。
ストーリーは無理がなく自然で淡々と物語が流れる。
何の変哲もない平々凡々な日々の営みを綴る作品でしたが・・・、
何故かその自然さが心に刻まれ、記憶に残る奥の深い映画でした。
この映画の場面場面を今でも時々思い出します。
”土を喰らう十二ヶ月“を観た方の感想を聞いていると“山の郵便配達“に通じるものがある気がします。

映画ファンの方、自然食に興味ある方、そしてジュリーファンの方は一見の価値があると思います。
この映画の上映期間は、3月24日~30日の1週間です。
上映期間中に是非シネマ・イーラにお出掛けください。



余談ですが・・・、
先日“日本アカデミー賞“の発表がありました。
毎回思うのですが、エントリーされる作品と上位入賞する作品は、松竹・東映・東方の3社で分け合っているような気がするのですが・・・、
この3社以外でも優れた作品を創る映画会社は沢山あります。
今年の日本アカデミー賞のエントリー作品を見ていて・・・、
何故“土を喰らう十二ヶ月“がエントリーから漏れているのか疑問符が湧くのは僕だけだろうか⁉️



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