表題のとおり、今日10月1日は『珈琲の日』です。 その由来は割愛します。
今日この日に因んで私の珈琲(喫茶店)への思いを綴ってみます。
若い頃(20歳代)から珈琲が大好きで喫茶店によく通っていました。
また道具を一式揃えて様々な方法で味作りも試みていました。
この頃に“将来喫茶店を持ちたい”、と夢を描いていた記憶があります。
その後日々の仕事の繁忙感の中、珈琲への思いは忙殺されます。
40歳になった時ある事が切っ掛けになりこのままではまずいと、改めて喫茶店(転職)を思い起こすことになります。
以後密かに、そして本気で大好きな珈琲の勉強を始めました。
味作りに自信が持てるようになると独立したい、と家族に相談を持ち掛けます。
心配は掛けてしまったが、賛同してもらうと50歳で独立を決断し会社に告知して本格的に喫茶店立上げの準備を始めました。
ただ珈琲が好きだからの思いで喫茶店を立上げるのではなく、私なりに珈琲(喫茶店)への強い思い入れがありました。
①喫茶店の原点。
世界最初の喫茶店、トルコのイスタンブールで開業した『カフェ・カーネス』は市民のコミュニティーセンター、情報収集発信と交流の場としての役目を担いました。実際カーネスは政財界人・弁護士・医師・芸術家などの多くの人々の集いの場として利用され大変賑わいます。
私たちのSceneもそんな役割を担えたら、と考える次第です。
②美味しい珈琲の提供。
正しく淹れた珈琲は雑味が少なく切れ味良い飲み心地で、後味もスッキリしています。もっと言いますと、冷めても美味しく飲めるのが本物の珈琲だと確信しています。
残念ながら本物の珈琲の味を提供してくれる店は少ないです。
何方からも美味しい、と納得してもらえ満足してもらえる珈琲味を提供出来るよな店でありたい、と考えています。
③珈琲(喫茶店)文化の広がり。
僕が若かった頃、浜松駅周辺には30店以上の個人喫茶店がありました。今はスタバやドトールなどの外資カフェや大型チェーン店ばかりが目立ち、駅前には個人店が数店しか残っていません。
しかし、郊外には個性的な個人店がここ数年着実に増えて来ています。その中には一緒に勉強した仲間の店「One drop」「Photocafe」「雑貨カフェ いもねこ」「ゆるり」「TONES」「あなぐら」などがあり嬉しいです。
喫茶店(カフェ)の数が増えて輪が広がって行くことが喫茶文化の定着に繋がる、と考えます。
④珈琲を知ってもらう。
Sceneで扱っている珈琲の種類だけでも40種ほどありそれぞれ風味の特徴が異なります。また、焙煎の仕方一つで味は全く変わってしまうのです。そして抽出方法が異なると味も違ってきてます。珈琲は実に奥が深いのです。
このことを少しでも知って頂こうと開設しているのが「珈琲紅茶教室」です。
美味しい珈琲の淹れ方を一人でも多くの方に知って頂き、珈琲の美味しさを噛み締めてもらえたら嬉しいです。
コメント