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珈琲と和菓子

珈琲と和菓子

帰省していた娘が、こんな記事見つけたよと教えてくれた。
『食の組合せで"珈琲と和菓子"は"赤ワインと牛肉ステーキ"よりも相性が優れていることが調査結果から判明した』

で、早速調べてみた。

AGF(Ajinomoto General Foods)がこんな事を発表しています。
AGFが調査会社クリエイティブサーベイと共同で2016年4月に全国の20代〜60代の男女を対象に行った「味覚の相性分析」の結果です。
『甘味、塩味、旨味、酸味、苦味の5つの“基本味”を指標に、味を目で見て分かる「数字」で分析するものです。獲得ポイント数が85ptを超えると相性が良いということになり、たとえば牛肉と赤ワインの組み合わせは94.0ptと高数値。逆に相性が悪いものは、牛肉と白ワインで69.9pt、ごはんと牛乳で73.0ptなどと数値が低くなります。
調査結果の中で、珈琲とどら焼きの組合せ相性が97.8ptと極めて高く、赤ワインと牛肉の組合せ相性94.0ptを上回っていました。(以下省略します)』と発表しています。



この結果にすごく納得しています。
上記調査結果が発表された2016年よりずっと前(1998年)に世界一のソムリエ田崎真也さんがご自分の著書【田崎真也のテイスティング】でこんなことを書いています。
『コーヒーというとどうしても洋風のものというイメージがありますが、実は和菓子とコーヒーは相性バツグンなのです。特にあんこを使った和菓子とコーヒーの苦味は絶妙な組合せと言えるでしょう。』

この本を読む以前から和菓子とコーヒーの相性の良さを僕は感じていました。
で、12年ほど前Sceneお試し会グループの仲間で"和菓子と珈琲はすごく合うよね"と話題になり、和菓子と一番相性が良い珈琲を探ってみようと言う企画を実施したことがあります。
この時の和菓子は"どら焼き"だったと記憶していますが、これに一番マッチした珈琲は深煎りのブラジルでした。
ブラジルの苦味とあんこの甘味が見事に調和している、と参加メンバーは感じました。



何故"和菓子とコーヒーは相性が良い"のだろうか?
その理由を考えてみました。

ケーキなどの洋菓子は生クリームやバターを多く使います。
生クリームやバターの動物性脂肪分を食べると舌に油膜を作ります。
結果舌は味覚に鈍感になってしまいます。
一方あんこを使った和菓子は動物性脂肪分は無いので舌に油膜を作ることはありません。
したがって和菓子を食べても舌は敏感な味を判別することができる訳です。
結果和菓子(あんこ)の甘味とコーヒーの苦味が互いに調和することになると考えます。

これは私感であって実験をしてデータを採取している訳ではありませんが・・・、
ネット上で同じ考え方を唱える味のプロの方もいますのであながち間違いでもなさそうです。


 ある調査結果を元に、「コーヒーに合う和菓子」ランキングが発表されています。
「大福」「羊羹」「どら焼き」のTOP3をはじめ、ベスト20の6割を占めていたのが餡子をつかった和菓子。

珈琲と和菓子

珈琲と和菓子

珈琲と和菓子

どうやら和菓子に使われている「あんこ」がキー。
コーヒーの苦みや酸味と、あんこのコクのある甘さがお互いを引き立て合うため相性度がとても高くなるようです。


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